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自分の内面を「形」にする ---投稿雑誌『Inside Out』ブログ since 2007/11/15
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プロフィール
HN:
川端康史
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1984/06/29
自己紹介:
『Inside Out』代表の川端です。
自分の内面を「形」にする。
こういった理念を持った雑誌である以上、私にも表現する義務があると思っています。
ここはその一つの「形」です。かといって、私だけがここに書き込むわけではありません。スタッフはもちろん作者の方も書き込める、一つの「場」になればと思っています。
初めての方も、気軽にコメントなど頂ければと思います。

mixi:kawattyan and Inside Outコミュニティー
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インサイドアウト ヨUHΕ
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ひろがる世界 ヨUHΕ
(クリックで拡大します)

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(クリックで拡大します) 

ネネの森 ~ヴィンセント・バン・ゴッホを讃えて~ ヨUHΕ

「胞子を飛ばすネネ」

ゴッホの種まく人という作品からインスパイアされて描いたものです。
胞子を滝に飛ばし、森を育てていく少女。
滝は流れを止めることなく不動。垂直に落ちるその運動は男性器と女性器の合体。
美醜あらゆる植物が密集して生い茂っている。
一つ一つの植物を一つ一つの表現された形という捉え方をしてもいいかもしれない。
「しれない」といういい方は、自分も絵にまず鑑賞者でありたいからだ。
みた人の内面的にどのように作用するのだろうか?楽しみだ。

それら表現された森に生まれたばかりの胞子を飛ばす少女。

胞子とはインサイドアウト、この本の作家達という解釈をしてみると一つの世界が出来上がる。
今後どういう植物に成長するのだろうか。
この森シリーズは今後も続けていきたい。


「インサイドアウト」(女性がサンバを踊ってるやつね)

内側を外に出す。自分なりのインサイドアウトを描いてみた。
女性の足元から蒸気があがり体に纏わり付き、あらゆる変化をなして右手のダイヤモンドへ。
これは筒井康隆文学の風が吹けば桶屋が儲かる式ドタバタ感と、
サルバドール・ダリの「やらかいものがかたいもの」へとなって行く様を描いた。
柔らかいイメージを形にしていく。創造とはそういうものかもしれない。

内から突き上げる創造意欲。

僕は嫌ったらしいものやねちっこいものを好む。
そういうものをみるたびに人間の可能性みたいなものを感じるし、
何か作りたい!という衝動にかられる。


「ひろがる世界」(少女が暗がりで本を読んでいる絵ね)

この絵を描いてた時の僕の心境や私生活がかなり絵にでてきている。
ラトゥールの絵画と二ノ宮金次郎像に影響を受けていた。

ラトゥールの世界に金次郎像。

その組み合わせがその当日の僕はしっくりきていた。
東京の町を二時間三時間あるいていると、ニノキン像をよく見かけた。



「写像」
本多篤史

降った光のたまりを
自転車が通る
乾燥した空気はまだ少しふくらんでいる
あと一月、二月のうちに
空気は小さくなっていって
きめの細かい冬が来る
僕は半分湿っている木の葉を踏んで
日を浴びる老人の横を通り過ぎて



鳴る



街の正確に中央を通り抜ける
僕はさようならを言おう
僕は真剣にさようならを言おう
毛皮が並べて干されている
丸まった木の葉は乾いている



洗濯物が本当によく乾く
良い日だ



さようなら




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ヨダレ YOHE
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