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お久しぶりです、スタッフの本多です。
先週の文学フリマからはや一週間がたちました。当日ブースにてInside Outを手に取ってくださった方々、ありがとうございました!
今回、Inside Out本誌の新刊はなかったのですが、それでも計300部ほどを配布することができました。
そして9月のInside Explorer特別版、合宿で作った絵本も4冊中2冊が売れました!(2冊とも交流のある方の購入でしたが…w)
そしてそして文学フリマ終了後、『奇刊クリルタイ』様主催の大交流会にて、我らが代表川端康史が、トークショーに出演いたしました!
と、まあ色々あった文学フリマでしたが、僕が当日買った本は『Daisy Chain vol.07』一冊だけでした。情けないことにお金もあまりなかったもので。。
それでは、本日はトークショーを聞いての感想と『Daisy Chain vol.07』の書評を書きたいと思います。
【トークショーについて】
第 一部で思ったことは、TOLTAってすごいなあということ。あくまでも表現する人としての立場を貫くっていうのは、規模が大きく、知名度が高くなればなる ほど難しいことだと思います。第二部の界遊、.review、マジレスとの対比もあって、TOLTAがやっていることはとても真っ直ぐでストイックに見え ました。次こそは買ってみようと思います。きっと。¥1000ってやっぱりハードル高いよなあ…。申し訳ないけれども…。
そ れから第二部。界遊、.review、マジレスの3者による壮絶なDISりあいw こちらのほうでは文学フリマの中で起こっているもう一つの形が見えまし た。『レーベル化』とでも言うとよいのでしょうか、作り手からプロデューサー、イベンターへの転換。一種のサービスを提供する側への転換が起こりつつあ る。特に.review、界遊については文学というフィールドからの大きな飛躍が印象的でした。第二部を通して見えてきたのは、Inside Outの役割。僕たちはやはり、作品の作り手でありたい。もっと正確にいうと、『この作品をこうやって発表したい』という思いよりも、『こんな作品を作り たい』という思いを大切にしていきたい。ちょっと抽象的すぎるかもしれませんがそんなことを思いました。
そ していよいよ第三部。第一部の途中でぐっすり眠っていた我らが代表もこの頃にはすっかり目を覚まし準備万端です。『文学フリマの今後』というテーマでした が、思い出話に花が咲いたりして、なんだか和やかなトークになりました。川端君もやさしい言葉で僕たちの思いをきっちり表現してくれたように思います。お 疲れ様です!
以上が、トークショーの感想です。ちょっと残念だったのは、人が少なかったことです。せっかくなのでもっとがっちり準備と広報に時間をかけて、より多くの人に見てもらえたらよかったなあと思います。
【Daisy Chain vol.7】
個 人的にファンであるこちらの団体。小説2本に短い漫画とイラスト(切り絵)がついています。毎回驚かされるのは、羽岡元(いまだに読み方がわからない)さ んの小説の文量と密度。今回も約140ページ中の92ページが羽岡さんの作品でした。本当にすごい。中身も、一貫して非常に心地よい密度と温度で描かれた 良い作品でした。次回にも期待しています!
もう一本の小説、彩世梨緒さんの作品は約30ページの作品。前半、繊細で精緻な文章でしっかりと作り上げてきた物語。最後の数ページでなぜか急加速してしまったのが非常に悔やまれます…もっと書き込んでほしかったかなあと…。
しかし相変わらず真面目でハイクオリティなエンターテイメント小説を作り続けるDaisy Chainさん。次も期待しています!
さ て、ここでイベントの告知です。先ほども少し触れましたが、僕たちが大切にしていきたいのは、『こんな作品を作ってみたい』『この気持ちをどうにかして人 に伝えたい』という思い。そのための企画として、創作のためのワークショップ『Inside Explorer』を毎月開催しています!次回の概要はこんな感じ!
『Inside Expolorer vol.21 “Etude”』
日時:2010年12月19日(日) 14;00~17:00
会場:高円寺 みじんこ洞
会費:初回¥500 通常¥1000
内容:3つの古典作品をとりあげて、それぞれが登場人物になりきって、物語に描かれていない部分を作り上げていきます!自分ひとりではなく、他人と一緒に想像力を膨らませながら作り上げいく物語。どんなものが生まれるかは誰にもわかりません!
参加したい!という方は是非、lets_inside_out@yahoo.co.jp
またはetude-dadaistique@docomo.ne.jp
までご連絡ください!
参加表明以外にも、疑問・質問・本誌の感想などいただけたら、とても嬉しいです!
それでは、皆様からのお言葉お待ちしています!
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20101205