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自分の内面を「形」にする ---投稿雑誌『Inside Out』ブログ since 2007/11/15
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プロフィール
HN:
川端康史
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1984/06/29
自己紹介:
『Inside Out』代表の川端です。
自分の内面を「形」にする。
こういった理念を持った雑誌である以上、私にも表現する義務があると思っています。
ここはその一つの「形」です。かといって、私だけがここに書き込むわけではありません。スタッフはもちろん作者の方も書き込める、一つの「場」になればと思っています。
初めての方も、気軽にコメントなど頂ければと思います。

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 こんにちは、吉澤直晃です。
 月刊『図書』の三木清(デカルトの『省察』を岩波文庫に翻訳した方です)「哲学はどう学んでいくか」に、確か、哲学をやる者は科学に通じていなければならない、といったことが書かれていました。ですよねー、みたいな顔をして昨日の午後にジュンク堂池袋店カフェでコーヒーを飲んでいた二十ちょっと過ぎの男は僕でございます。髪がちょっと長い。明日切りに行きます。

 松下電工汐留ミュージアムで「アール・ブリュット -交差する魂-」と名づけられた展覧会が催されています。「アール・ブリュット」とは、いわゆるアウトサイダー(正規の美術教育を受けていない人間)によるアートで、それが欧州と日本の両方から集められているので「交差する魂」なのだそうです。
 多いのは絵画なのですが、なにしろ体系化された集積ではないので日記や装飾写本、執拗に漢字で埋められたの紙や庭園(2ヘクタールの土地をパキスタンから持ってはこれないため展示されているのはいくつかのオブジェと場の映像ですが)なんてのもあり、非常に面白かったです。
 いわゆるアウトサイダーが何なのかは、わかりません。上に説明らしきものを書きましたが、厳密な意味では正しくないでしょう。(展覧会で普通に使われていたので使いますが)知的障害者や精神障害者に作者が多いのも単なる結果ですし、カタログ(『アウトサイダー・アートの世界-東と西のアール・ブリュット-』はたよしこ編著,2008,紀伊国屋書店)に載っている物言いにも同調できない部分があります。カテゴライズしようとすると常に失敗するのでありましょう。「シュールリアリズム」のように。
 どうも受容者のことが作者の頭にないような作品でも、例えば純粋に目を奪われる作品や思考に納得の行く作品など、きちんと親和力を持っている素晴らしいものがありまして、自分の言葉を使えないのが歯がゆいのですが、前出のカタログからピンときた言葉を紹介しますと、

「消化不良の人の芸術や膝に疾患のある人の芸術というものがないように、狂人の芸術というものもない。」
「作者たちは自分の殻に閉じこもって作品を作っているにもかかわらず、空想の産物を具現化するために自己を乗り越え、昇華させている。」

 まだないけれども、あるべきものの存在へ向けてのたゆまない燃焼、これはおよそ芸術における根源的な要素であり、また、芸術にだけ一切の自由を許される行為ではないでしょうか。それでは。

(僕の中にはカテゴライズが必要だという意識がまだあります。さもなければ創作が代用行為にすぎないことになるかもしれない疑念が残っているからです。芸術とは何か? もしくは、どこまでが芸術か? は、絶えず発しなければならない問いでありましょう。殺人の意義と是非は絶対に別に論じなければならない。絶対に……本当に?)
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