印刷博物館でグラフィックトライアル2008なる催しが開かれています。アートディレクターのオフセット印刷による表現だそうで、字面ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、とても面白かったです。
中でも、廣村正彰さんの、写真を色素ごとに別の人間がデッサンして合わせたアートが好きです。合成した際に生まれるブレが、画質にかこつけた写真の押し付け感を薄め、見る側の感覚を受け入れてくれるような効果を生み出していまして、やさしい、と思うのです。
整然と陳列する優しさ、ひどいときには易しさばかり好んでいていいのか、いいのかもしれません、そんなことを考えていたら日が暮れました。それでは。
PR